かなり大きく報道もされたことで、対応された法人のお客様も多かったのですが、WindowsXPを未だに使い続けている企業・個人の方もまだまだいらっしゃるようです。
Windows XP のサポートとセキュリティ更新プログラム等の提供が終了しています。2014 年 4 月 9 日 (日本時間)以降、このセキュリティ更新をせず PC を利用し続けることは、PC の脆弱性を解決しないままで使用し続けることになり、セキュリティ上、危険な状態になります。最新環境への移行をご検討ください。
Microsoft:Windows XP のサポートを終了させていただきましたより
Microsoftの公式サイトでもアナウンスされている通り、現在もWindowsXPを使い続けていると、セキュリティ的に非常に危険な状況となっています。
こちらの記事(あなたの情報は、簡単に乗っ取られる?)でも少し書いてありますが、ぜい弱性を放棄していると、そのPCだけでなく、他のPCや取引先、友人・知人のPCまで巻き込んだ大きな被害にまで発展してしまいます。そうなってしまったら、自分のPCを廃棄すれば良い、というだけでは話は済みません。場合によっては、会社の取引先を失うような大打撃となってしまいます。
さらに今月(2015年7月1日)、Yahoo!から下記のようなアナウンスが出されました。
2015年10月以降、Windows XPをご利用のお客様の一部においてYahoo! JAPANがHTTPS(SSL暗号化通信)にて提供するサービスが順次ご利用いただけなくなる可能性がございます。
Yahoo!JAPAN:Windows XPをご利用のお客様へより
国内でインターネットを使っている人であれば、ほとんどの人が見に行くであろう Yahoo! 内で、WindowsXPでは見ることのできないページが出てくる、というものです。Yahoo!に限らず、今後様々なサイトで同様の対応がなされていくと考えられます。
どんな環境のユーザでも数多くアクセスしてくれた方が利益につながるはずのYahoo!のようなサイトが、なぜこのような対応をとるのか。上記ページの一番最後に書いてありますが、やはりポイントは“安全性”、“セキュリティ”の確保です。
このような形で、WEBサイトだけでなく、今後様々な面で利便性も損なわれていくWindowsXP。長く愛されたOSですし愛着のある方も多いとは思いますが、特に業務で使っているPCの場合は早急な対応が必至です。
会社を守るため、社員を守るため、お客様や取引先を守るため、友人・知人を守るための必要経費と考えて、今すぐ新しいPC、新しいOSにしましょう。