オフィスや事務所の引っ越しは、色々な事を一新するには一番の機会だと思います。今までのオフィスで感じていた不便さをリストアップし、それらをどう改善するかを検討してみてはいかがでしょうか。
○業務の流れを考慮した、オフィスレイアウトの検討
○パソコンやプリンタ、LANの配線などの物理的な環境整備
○オフィスセキュリティの向上(情報の保護と物理的な保護の両面)
○業務の効率化を狙った仕組の導入
○通信回線や電話回線の見直し
これらを検討し実行することで、コストの削減や業務の効率化、そして安全安心なオフィスの運営につなげることができます。
オフィスレイアウト自体は、人の動線や電気やLANの配線を考慮しながら考えて行くことと思います。人数の増減でレイアウトも変わる可能性が高いので、融通の利きやすい配置を心がけておけばよろしいと思います。
今のオフィスに重要なのは、情報の動線をスムーズにする事です。
情報動線には、大きく分けて二つあります。一つは会社内の情報動線、もう一つは社外との情報動線です。(社外とはインターネットに接続することを指します。)社内の情報動線は、業務で使用される様々なデータをスムーズに流すことだけでなく、データを何処に置くかが重要です。データを一箇所に集めておくことで、様々なトラブルから効率よくデータ守ることが出来ます。
そのためには、データ保管専用の部屋があると、オフィスの安全安心がぐっと高まります。
データを蓄える仕組として、NASやファイルサーバなどが有りますが、それらの機器を長期間安定的に運用するには温度管理が重要です。当社では、空調付きのサーバルームを社内に設置していますが、ほとんどの機器を24時間稼働させていますが、長期間(数年)ノートラブルで作動しています。外部通信機器も同じ部屋に置くことで、通信機器とNASやファイルサーバをUPSに接続し、同時に停電から守ることも出来ます。
オフィスの引越や新設の際には、狭くてもいいので、データを保管しておく専用の空調付きの部屋の設置を検討してみてください。